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鬼澤 高志; 若井 隆純; 青砥 紀身
no journal, ,
高Cr鋼の高速炉主要構造材料への適用にあたっては、延性と靭性の改善及びそれら特性の長時間に渡る維持が求められる。これまで火力発電用に開発が進められてきた高Cr鋼には、多くの元素が添加されているが、それらによる強化機構の高速炉温度域における長時間有効性・安定性は十分明らかにされているとはいえない。そこで、高速炉用高Cr鋼の開発の一環として、V,NbによるMX析出強化機構の長時間有効性・安定性に関する検討を目的に、V,Nbの添加量の異なる高Cr鋼を溶製し、種々の試験及び分析を実施している。本報では、600C12000hまでの熱時効試験後の組織観察から、MX粒子の長時間安定性について検討した結果を報告する。
木村 健一*; 茂木 智*; 中澤 崇徳*; 若井 隆純
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固溶強化と析出強化を複合した成分系について析出挙動に及ぼす焼準処理及び焼戻し処理の影響について調査した結果を報告する。焼戻し工程で十分な析出を生じさせるのに適切な焼ならし条件は、1100C水冷であった。また、550C+750C2回焼戻すと、750C1回焼戻しに比べ微細かつ高密度の析出物が得られることがわかった。
小原 智史; 鬼澤 高志; 若井 隆純; 青砥 紀身
no journal, ,
MX析出強化機構の長時間安定性を評価するために試作したV, Nb添加量を抑えた高クロム鋼について、焼ならし・焼戻し状態で微細に分散析出したMXにより強化された組織を実現する熱処理条件を検討した。その結果、本供試材においては、焼ならし温度の上昇に伴い析出強化への寄与は小さいと考えられる粗大未固溶MXは減少し、逆に微細なMXが増加することから、高温焼ならしにより微細分散したMXにより強化された組織が得られることがわかった。
吉田 悠*; 光原 昌寿*; 池田 賢一*; 中島 英治*; 若井 隆純
no journal, ,
Nb添加による旧オーステナイト粒径の微細化や、V添加によるMX等微細析出物の増加などの初期組織強化が、長時間のクリープ破断過程においてどのような効果があるのかについて明らかにすることを目的として、VNb添加量を変化させた高クロム鋼のクリープ変形に伴うマルテンサイト組織の変化について調査した。その結果、破断寸前に生じる大きな塑性変形に及ぼす初期組織の影響はほとんどないが、クリープ寿命には大きな影響があることがわかった。これらのことから、マルテンサイト組織の崩壊が始まるまでの安定性が、クリープ強度を支配していると考えることができる。